更新日:2019年5月30日
1963年5月に埼玉県狭山市で学校帰りの女子高校生が誘拐・殺害され、無実の石川一雄さんが不当逮捕された「狭山事件」。発生から56年を迎えた5月23日、再審を求める市民集会が東京・日比谷野外音楽堂で開かれ、全国から2,000人が参加しました。
80歳となった石川さんは「今年こそ、証人調べを実現し、えん罪を晴らしたい」と力強く訴えました。
弁護団は証拠開示された取り調べ時のテープによって、有罪の根拠とされた「秘密の暴露」が次々と崩壊していることを報告しました。
翌24日には、事件の現地調査が行われ、市職からも2人が参加。石川さんの「自白」にもとづいて事件現場を歩き、自白内容がいかに不自然で矛盾に満ちたものかを学びました。
なお、大阪市職各支部においても5月23日を中心に、再審を求める職場集会やビラ配布などが行われています。