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更新日:2018年5月14日

第89回大阪地方メーデー
働く者のための「働き方改革」を
「多様性を認め合う社会」へ3万2千人が参加

 「平和・人権を守り、あらゆる差別をなくそう!」「働く者のための働き方改革をすすめ、すべての仲間と結集しよう!」。

 第89回大阪地方メーデーが5月1日、大阪城公園「太陽の広場」で開かれ、連合大阪に集う働く仲間とその家族ら3万2千人が参加しました。

 山﨑弦一実行委員長(連合大阪会長)は主催者あいさつで、「2018春季生活闘争」について、賃上げ率や額、非正規労働者の賃上げなどが昨年同時期を上回り、春闘の構造転換が浸透しつつあることを述べるとともに、現在交渉中の労組への支援を求めました。また、「働き方改革関連法案」については、「罰則付きの時間外労働の上限規制や同一労働同一賃金の法整備は早期に実現すべき」としたうえで、「高度プロフェッショナル制度」や「中小企業の60時間を超える時間外労働の割増賃金率に対する猶予措置」は、働く者を顧みない判断だと強く批判しました。さらに、森友・加計問題にかかわる公文書の隠蔽や改ざんをはじめ、省庁で相次ぎ発覚する問題は、安倍一強政治の大きな弊害だと痛烈に非難。また、大阪市を廃止・解体するために住民投票が再び強行されようとしていることに、反対の意思を明確にしました。

 式典では、連合が全国で展開する「クラシノソコアゲ応援団!RENGOキャンペーン」のアピールとして、参加者全員がメッセージペーパーを掲げながら元気にコールを行うなどしました。

  米国の労働者が1日8時間労働を求めてゼネストに起ち上がったことを起源とするメーデー。世界の働く仲間がこの日に集い、働く者の権利を求め、団結と連帯を誓い合いました。そのメーデーの起源を心に刻み、すべての仲間と連帯することの大切さを見つめなおし、「『ディーセント・ワーク』と『ワーク・ライフ・バランス』の実現に向けて、全力を挙げる」とのメーデー宣言を採択後、団結ガンバロウで式典を締めくくりました。