骨格を支えるのは筋肉、筋膜、腱、靭帯といった組織です。筋肉は自らの意思で自在に動かせますが、他の筋膜や腱は思い通りに動かせません。その中でも筋膜は二つの側面を持ちます。軽く引っ張っても力を抜くと筋膜はすぐに元通りになりますが、持続的に引っ張ると筋膜は力を除いてもすぐに元に戻りません。ソファでくつろぐときのようにラクをしたいからと筋肉の力を抜き、筋膜などの組織に頼り過ぎると、筋膜は持続的に引っ張られるため、元に戻りにくくなり歪みが固定化される恐れがあります。時折は筋肉のスイッチを入れるために、背もたれから体を離して座るなど、歪みが固定化されないようにしましょう!
脊柱や骨盤の歪みに気をつける以外にも姿勢や動きを保つための大事な部分は頭部です。頭部の重さは体重の10%ほどです。体重70キロなら7キロ。少し重めのダンベル程の重量があるため、携帯を見るなど常に下を向いた状態で肩を巻き込んでいると、胸椎などからバランスが崩れていきます。
歪みのない体には可動性と安定性が必要です。
以下の体操をゆっくり行ってみましょう。
スピードはゆっくりで構いません。動きを丁寧にしっかり行いましょう。
強度は低いので、毎日行っても大丈夫です。朝起きて行うと、寝ている間に固まった部分がほぐせます。夜寝る前に行うと日中の不良姿勢などで固くなったところがリセットされます。
日々骨格や筋肉をリセットし、体が本来持っている軸の感覚に近づける習慣をつけ、歪みの固定化を少しでも改善していきましょう。
(健康運動指導士 竹田 薫)
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