更新日:2007年5月11日

能登半島被災地レポート
 全国各地からボランティアが

市民支部4人が現地でボランティア

 大阪市職員労働組合市民支部は、2007年3月25日に能登半島沖で発生した地震(震度6強)により最も被害が大きかった石川県輪島市門前地区への災害ボランティア活動に4人の組合員が参加しました。震災後ボランティア活動が活発になる中、支部全組合員にボランティア活動の募集を行いました。そして、参加希望の4名の組合員が、4月3日の業務終了後に石川県に向け出発しました。途中、金沢市で宿泊し、翌4日午前9時に門前地区に到着しました。

全壊する家屋(門前地区)

全壊する家屋(門前地区)

 門前地区へ入ると、視界には軒並み屋根を覆うブルーシートの鮮やかな青色が目に付き、よく見ると半分近くの屋根が傾き、1階部分が押しつぶされた家が10軒ぐらいありました。テレビで被害状況は見ていましたが、目の前に広がる被害状況には圧倒させられました。

ボランティア本部の様子

ボランティア本部の様子

受付を終え、打ち合わせののち現地へ

受付を終え、打ち合わせののち現地へ

 ボランティア本部へは、道路脇に看板が立ってあり迷うことなくボランティア本部となっている市立門前東小学校に到着しました。ボランティア専用駐車場は、大型バス5台・小型バス2台・乗用車約150台で満車状態で、ナンバープレートも、青森・千葉・名古屋・京都・神戸など全国各地からの車があり、大阪から来たのが遠方にならないことがわかりました。

 ボランティア本部に到着後、受付でボランティア登録、ボランティア保険の加入(無料)、注意事項の説明があり、順次ボランティアの送り出しを行っており、呼び出しがあるまでテントで待っていました。

 しばらくして、ボランティアスタッフの方から呼び出しがあり被災家屋の片付け・清掃で、寄せ集めの10人がチームになりました。青森県から車1台で3日前から来た40代の5人組と奈良県から1人で参加した50代の土木建設を営むの方と一緒に活動することになりました。被災家屋のTさん宅へは送迎用のバスで行き、到着後は60代後半の家主のTさんと隣に住む60代の方とボランティア10人で、Tさん宅の潰れたタンス・机・窓枠・ガラスなどを屋外に運び出し、運び出した家財類を近くのゴミ収集場へ運搬しました。その日の午前中は、大粒のみぞれが勢いよく降り、ジャージにカッパを着ていたが首から体に流れ入る雨水で寒さを覚える最悪の状況でモチベーションは下がっていました。

 しかし、Tさんは自宅が傾いて市から「倒壊の危険」の赤紙が貼られたにもかかわらず、「うちは、家で寝れるだけまだましや」と明るく接してくれ、逆に励まされたような気がしました。作業終了後にTさんから熱いコーヒーを入れてくれたが、みぞれがコーヒーに入り熱くなかったがおいしく感じました。

 ボランティア本部に戻る途中、全壊した家屋を写真で撮ろうとした時、電線に2匹のツバメが雨のなか体をくっつけてじっと止まっていました。こんなところにも地震の被害があるのと家族の大切さを再認識させられました。

 午後の作業は、ボランティア本部が小学校のため、明日からボランティア本部を移転するので、ボランティア本部の資材類を資材置き場からトラックに手渡しで運び出す作業でした。大したことないと思いましたが、その量が半端ではありませんでした。スコップで2トントラック1台分、ブルーシートトラック1台分、ほうき類トラック1台分・飲料水トラック1台分、ハンマー・バール・コーン・バーなどを何台の車の運び出しをしたのかわからなくなりました。午後4時に作業を終了し、途中隣町で銭湯に入り無事大阪に帰りました。

 ボランティアに参加してみて、ボランティアの必要性や重要性は、机上でいろいろ学べ、職場でもいろんな研修があるが、今回の経験は普段決して学べるものではないことがわかりました。【市民支部発】