更新日:2011年8月8日

大阪希望館
設立2周年記念集会

難波利三名誉館長の記念講演

難波利三名誉館長の記念講演

 住まいと仕事をなくした人の再出発を支える「大阪希望館」が設立2周年を迎え、7月30日に北区の大淀コミュニティーセンターで「記念集会」を開きました。連合大阪、労働者福祉協議会、NPO釜ヶ崎支援機構をはじめ、宗教団体、学者・文化人など多様な支援の輪が広がる中、今後の活動方針や課題などが議論されました。

 冒頭、大淀寮の皆さんによるミニコンサートに引き続き、沖野充彦事務局長から希望館のこの間の活動経過や利用者の声などとともに、「『再出発支援』から『地域のセーフティネット』へ」などとした新たな活動方針などが示されました。

 「地域の互助を仕事に」を合言葉に、高齢化して孤立・空洞化する地域を、希望館の入居者や卒業者が地域住民と共同して再生するため、大淀寮や大阪市大教員有志と始めた「おおよど縁パワーネット」が「あたらしい相互扶助社会」のモデルとして紹介されました。

 また、希望館設立・運営に携わってきた宗教者を中心に、「支縁のまち・羽曳野希望館」や「支縁のまちネットワーク」が設立されたことをあげ、「大阪のまちをおおきなセーフティネットに」していく希望館運動がそれぞれの地域に広がり、次のステージに踏み出しつつあることも述べられました。

 「なにわ文化と人情話」とした記念講演で、作家で、希望館名誉館長の難波利三さんは、「『大阪希望館』という名で小説を書いたが、実際の活動はすばらしい」とした上で、大阪の元気を感じる“なにわ文化”を紹介しながら、「文化とは『命あるものが、よろこびを分かち合うこと』と私は考えている。その意味では、まさに希望館の活動は文化そのものだ」として講演を締めくくられました。