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更新日:2010年1月13日

「情報を広く開示してこそ、市政改革は可能」木村收さん(市政調査会理事)が講演

市政は「芽」を育てる視点で

外部への情報発信媒体の必要性について語る木村收さん

外部への情報発信媒体の必要性について語る木村收さん

 大阪市職は1月13日に拡大政策部長会を開き、元大阪市財政局長で市政調査会理事の木村收さんから「転換期の大阪市政―『市政改革』を考える―」と題した講演を受けました。

 講演の冒頭に木村さんから「地方税の落ち込みや扶助費の急増など、大阪市を取り巻く財政状況は非常に厳しく、今はまさに『冬の時代』。しかし、将来訪れる春のために、『芽』を育てておくという視点で市政を考えるべきである」との指摘がされました。

 その上で木村さんは「かつての関マニフェストは夜間人口と税収を基礎にした『身の丈』論だが、昼間人口など大阪市の特徴を考慮した体系的な分析が必要である。さらに、その情報を広く開示してこそ市政改革は可能になる」と話されました。

 また、「市政の基本方針の策定にあたって、従来は審議会に市民、NPO、労働団体など広範な市民の代表が参加して議論していたが、関市政下での上山委員会以降、学識経験者以外は経済界のメンバーだけになっている。さらに、硬直的な一律経費カットの結果、各局の年鑑や政策研究誌など、外部への情報発信媒体が失われている」ことに対し、懸念を示されました。

 さらに木村さんから、採用凍結に伴う年齢構成や技術継承のひずみの是正、内部の改革だけでなく、大都市税制の拡充をはじめとする制度の問題を明らかにする姿勢の必要性など、大阪市の将来にむけて「芽」を育てるための重要な指摘が行われました。