更新日:2009年12月24日

思いやりの街おおさかに
「大阪希望館」支援へ集会開く

 仕事と住まいを失った人たちの再出発を民間のネットワークで支援する施設「大阪希望館」。この「大阪希望館」への支援を通して希望の明日への歩みが進むことを願い「『思いやりのまち』大阪を創ろう市民フォーラム」が11月28日にカトリック大阪カテドラル聖マリア大聖堂で開かれ、労働組合や部落解放同盟、宗教界などから支援者約300人が参加しました。

「希望館」の運動を大阪のまちに広げようと多くの支援者が集まりました

「希望館」の運動を大阪のまちに広げようと
多くの支援者が集まりました

 集会の最初に、実行委員長のカトリック大阪教区社会活動センター長の林和則さんがあいさつを行いました。林さんは「外国人の方から日本で大阪が一番住みやすいという声をよく聞く。それは大阪が社会的弱者に優しいまちだから。このフォーラムを通して、大阪の持つ『思いやり』の心を生かした『大阪希望館』の運動を大阪のまちに広げよう」と訴えました。

シャンソンの歌声を披露する廣畑涙嘉(るか)さん

シャンソンの歌声を披露する廣畑涙嘉(るか)さん

 第1部は廣畑涙嘉(るか)さんによるトーク&ライブ。廣畑さんは、シャンソンの歌声を披露するとともに、「性同一性障害」という個性に悩んだ日々を語り、マザーテレサの「愛しなさい、傷つくまで愛しなさい」という言葉に勇気をもらい、差別を乗り越えたと語られました。

 第2部では、大阪希望館の利用者やその後自立した方7人が発言。それぞれの現況を報告するとともに「大阪希望館の存在を知らずに苦しんでいる人がまだたくさんいる。その人たちにも支援が届くようにとりくみを広げてほしい」と訴えました。

 第3部のパネルセッション「『思いやり』社会の実現へ向けて」では、4人のパネラーが、それぞれの分野での活動を踏まえて、大阪希望館運動の意義と今後についての討論を行いました。

 最後にまとめの挨拶に立った坂本眞一・大阪希望館事務局長は、「大阪希望館は困窮した人を支援するために、宗教を信仰する人、労働組合、人権団体、NPOなど多様な市民が立場の違いを超えて集まったところ。『思いやりのまち』大阪を創る運動は『住みやすいまち』大阪を創る運動でもあります。これからも大阪希望館運動へのご支援をお願いします」と締めくくりました。

 なお、この日の参加費はすべて希望館運営費に寄付され、会場に設置されたカンパ箱へのカンパとあわせ約20万円の寄付が集まりました。参加者の皆さんのご協力にお礼申し上げます。